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【もはや必携装備】登山にスマホを持って行くべき7つの理由

私の感覚だと登山ではもはやスマホは必携装備になっていると思うのだけれど、いまだに山でガラケーを持っている人を見かける。

年齢は50代~60代と見受けられる中高年だ。この年齢層で山に来る人というのは、なんやかんや元気な方が多くて避難小屋で団体でわいわいやっていたりする。

でも、普段は体力もあり自信がある人でも、ひとたび天候が崩れたり、体調が悪くなるとたちまち危険が迫ってくるのが、人里離れた自然の中でする登山である。

少しでも遭難などのリスクを減らし、人に迷惑をかけないためにも「ガラケーではなくスマホを使った方がいいのでは?」と思うのだけれども、そういった方というのは、おそらく「登山でスマホがどういう風に役立つのか?」ということをあまり知らないのではないかと思う。

スマホ?ケータイと同じでしょ?」 「ガラケーでも写真撮れるしメールも送れるよ?」 的な感覚なのではなかろうか...。 案外そんな人はまだ多いのではないかと思う。

この記事では、そういった方たちへの警鐘とスマホを山で活用すればこんなに便利に楽しくなるよ!という啓蒙を兼ねて、登山でのスマホの具体的な活用方法を紹介したいと思う。

理由その1:GPSで自分の位置がわかる

登山にスマホを持っていくべき最大の理由は「自分の正確な位置を知ることができる」こと。

スマートフォンには、GPS全地球測位システム)機能がついているため、地球上のどの場所にいても正確な自分の位置を知ることができる。

街中のようにわかりやすい目印のない山中では、紙の地図だけでは正確な自分の位置を知るのは結構難しい。

もちろんピークやコルなど特徴的な地形があれば別だが、それ以外の場所では高度な読図の技術が必要。

スマホならば、経験も技術もなく自分の位置が正確にわかる。

自分の位置がわかれば、道迷いによる遭難の危険性を大幅に減らすことができるのは明白だ。

遭難の理由のうち約四割が道迷いによるものだという。

今年の夏にも超メジャーな東京都奥多摩雲取山でさえ、道迷いの遭難事故が発生している。

www.tokyo-np.co.jp

三条の湯から250mの距離での遭難だったという。 スマホのGPSがあれば、迷わなかったかもしれないし、その日のうちにリカバリーできたかもしれない。

ちなみに、GPSでの位置情報はスマホが圏外でも利用することができる。これはGPSの電波は携帯電話の電波とは別にGPS衛星から直接届くから。 備えあれば憂いなし。

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GPSがあれば圏外でも自分の位置がわかる

理由その2:登山用地形図アプリで自分の位置と標高が一目瞭然

スマホのGPSで自分の位置がわかると述べたが、正確にはGPSは自分の緯度と経度しか教えてくれない。

なので、実際にはGPSで測定した現在位置をスマホに入れた地図アプリ上に表示することになる。

スマホの地図アプリの中には、登山道や等高線、山小屋の位置なども記入された地形図アプリがいくつかある。(元からスマホに入っているGoogleマップなどは登山道が表示されないので山では使えない)

地形図アプリを使えば「自分が登山道のどの位置にいるのか」ということは一目瞭然。加えて「いま標高〇〇メートル」ということ表示される。

意外と知られていないが、GPSは実は3次元空間上の位置を把握するシステム。なので標高まで正確にわかるのだ。

https://lh3.googleusercontent.com/Ro48IOTzPZb8l8022sKVXYJ0wtyFyk_Wp0xFg5VxEF8sDBtIigAiJGUX3rsXcQV6H6TO=w720-h310

「現在位置と標高が表示されるのでどこにいるかが一目瞭然」

<引用元:GooglePlay 山と高原地図

理由その3:最新の天気予報を調べる

山では天候も気になる。 テレビやラジオと違い、スマホであれば自分がいる場所の1時間ごとのピンポイント予報を確認することができてしまう。また、リアルタイムの雲の動きとその後の予測なども見ることができるので「あとどれくらいで雲が晴れるか」といったことを予測することさえ可能。

https://lh3.googleusercontent.com/3vpYafmARY9agZl8jK6ehS0nRAdbRw2EUeQJxORE2FwmATVbQoITq51eSf66zNedeg=w720-h310

「リアルタイムの雨雲の動きとその後の予測もスマホならわかる」

<引用元:GooglePlay tenki.jp 登山天気

理由その4:緊急時に音声以外の通信手段がある

山中でも携帯電話の電波が届く場所は意外と多いもの。特に東京近郊の山(高尾山、奥多摩、丹沢など)の山域は割と広範囲で携帯電話が使える。

だが、山の中では圏外ギリギリの場所が多い。同じ場所でも圏外と電波マーク一本を行ったり来たりという場所も珍しくない。

こういった場所では、音声通話は不安定になり、音声が途切れたり、良く聞こえなかったりする。こういった場所では、緊急時に電話がつながったとしても自分の位置を知らせたりする前に通話が切れてしまったりするかもしれない。

こういった電波が不安定な場所では、音声通話ではなくデータ通信が有効。具体的には、電子メールやLINE、またはTwitterなどのSNSアプリを使ったメッセージを送信するということ。

データ通信であれば電波が不安定な場所でも、メッセージを少しずつ分割して送信してくれる。

GPSの位置情報を送信することもできるので、自分の正確な場所をピンポイントで知らせることができる。

理由その5:バスの時刻を調べる

下山ルートを変更する。 そんなときに問題になるのは帰りのバスの時間だったりする。 山のバスは本数が少なかったり、最終の時間が早かったりするから。

でもスマホがあれば、事前に調べていないバス停の時刻表も調べることができるので、体調や時間的な都合に合わせて下山ルートを変更することも容易になる。

理由その6:多用途なスマホで装備を軽量化

スマートフォンは非常に多機能。いくつもの道具をスマホひとつにまとめて装備を軽量化することができる。

例えば、次のようなものは全てスマホで代替することが可能。 特にカメラや本は重いので、軽量化効果が大きい。

スマホで代替できる装備】 ・デジタルカメラウォークマン ・ラジオ ※圏外だと聞けないケド ・暇つぶしの書籍 ・コンパス ・地図 ・懐中電灯(ライト)

理由その7:スマホならではのアプリで山をより楽しく

最後に、危険の回避だけでなく、スマホだからこそできるようになる山の楽しみ方をご紹介したい。

AR山ナビ -日本の山16000-

https://lh3.googleusercontent.com/7J6gT4xhjb1cBbH4I9SFDA6FWyOw3EDn4GkoppDF_8tHqH7JgEMolIqFjuZUNrV6gg=w720-h310

スマホのカメラを山頂に向けると名前と標高が画面に重ねて表示される」 <引用元:GooglePlay AR山ナビ

このアプリはスマートフォンのカメラを山に向けると、画面上の山にその山の情報を重ねて表示してくれるというアプリ。

いわゆる❝山座同定❞がスマホでできるということ。

「どれが何山か?」というのは意外とわかりづらいものだけど、このアプリがあれば一発。

こういったアプリがあると山での楽しみが一層広がる。 他にも便利な山用アプリがいろいろあるので、また別の機会に紹介したい。

それでもスマホは使い方がわからないから...という人には

ここまで読んでいただき

「山でのスマホの使い方、有用性はわかった。でもスマホは使えるか不安なんだ。周りにおしえてくれそうな人もいない。」

という方がいるかもしれない。

そういう方は、このようなスマホ教室を活用するべきだと思う。

corecon.co.jp

最近ではパソコン教室でもスマホタブレットの講座を設け始めているようだ。

ただし、間違ってもドコモなどのキャリアが開催するスマホ教室などに期待しない方がよいでしょう。ああいった場所は初歩的なことしか扱っていないので、登山関連の使い方などは一切教えてくれないと考えたほうがいい。